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(株)つくばウエルネスリサーチ 久野譜也社長 「高齢者の健康づくりだけでなく、中高年のメタボリックシンドロームも問題になっています。運動と食事を組み合わせたプログラムが社会に普及することで、医療費の削減につながります。」 |
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【運動と栄養の両面からでプログラムを組み立て】
これまで「e−wellnessシステム」は運動面を中心にプログラムを組み立てられてきたが、栄養面を強化するため、つくばウエルネスリサーチはニュートリート(さいたま市桜区)と連携した。同社は京都医療センター(京都市伏見区)の坂根直樹医師の研究成果を基に、生活習慣病の予防など食事指導を行っている。
両社の強みである運動と栄養を効果的に組み合わせることで、プログラムを向上させる。その際に鍵となるのが筋力の維持だ。栄養だけのプログラムでも体重は減るが脂肪は減らず、筋力を低下させてしまう。運動でもウオーキングなどの有酸素運動では筋力が付かないため、筋力トレーニングが必要になる。
つくばウエルネスリサーチの新井和彦研究担当執行役員は「筋肉を維持しながら脂肪を落とすことができる」と運動と栄養の組み合わせの効果を説く。個人の運動と栄養の状態を見て、その人に最適のプログラムを提供する。2010年度に実証実験を始め、11年度からサービスを提供する。「e−wellnessシステム」の最新版という位置づけで、従来の利用者に移行してもらう。
「e−wellnessシステム」で使用されている歩数計も新たに開発する。現在の歩数計は歩数だけでなく、歩いた運動強度も測定できるが、新型では個人に合ったアドバイスをする機能を加える。ニュートリートとの連携の成果を盛り込むほか、無線機能を改良する。現在の歩数計と同じく、オムロンヘルスケア(京都市右京区)が製造し、「e−wellnessシステム」の最新版に合わせて完成させる予定だ。
【利用者をさらに広げるために】
自治体や企業以外の利用者を増やすための取り組みも進める。現在、仙台市の薬局10店舗ほどで薬剤師が「e−wellnessシステム」の利用者をサポートする実験を東北大学や仙台市と共同で行っている。利用者が定期的に薬局に通い、薬剤師がデータを基にアドバイスする。この取り組みを全国のドラッグストアやフィットネスクラブなどに広げていく。
インターネットの通販サイトとの連携も模索する。通販サイトのコンテンツの一つとして、「e−wellnessシステム」の利用者のデータを基に、利用者が求めるサービスを通販サイト上で提供する。通販サイトの利用者を薬局のサポートシステムに誘導するなど、ウェブと現実のサービスの利用者を双方向にする。現在具体的な構想を温めている段階だ。
大きな目標としてあるのが、会社の事業を社会の活力にすることだ。久野社長は「健康というキーワードでまちづくりができるのでは」と考え、自治体と連携したスマートウェルネスシティの構想も進めている。
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