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湿度調整で快適空間
体感温度には気温だけでなく、湿度も大きく影響を与えている。同じ温度でも、湿度が高いと体感温度が高く感じられる。また、温度が高い場合、湿度が高すぎると不快になる。つまり、湿度が高ければ温度が低くても暖かく、湿度が低ければ温度が高くても涼しく過ごしやすい。湿度調整式の空調は、温度ではなく湿度を調節することで、快適な空間を生み出すことができる。
一般的な空調は温度制御式で、室内の温度を下げることで除湿を行い、その後ヒーターなどで適正温度に調整する。無駄になるエネルギーが多いが、費用対効果の観点から幅広く利用されている。一方で、湿度を調整して快適で保健衛生上も好ましい環境を保つとされる湿度調整式空調は、装置が高価なため、製薬工場や衛生管理区域などに普及が限られている現状がある。
ダイナエアー(東京都千代田区)は湿度調整式空調の製造、販売および普及を目指し2004年に設立された。同社がコア企業となり開発したのが空調用調湿装置「モイストプロセッサー」だ。塩化リチウム溶液を用いて空気中の水分を除去する。一般の温度調整式空調より高価だが、従来の湿度調整式より価格を抑えた。また、温度調整式と比較して全体で30―50%のエネルギー削減が見込めるため、装置費は数年で償却できるという。
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