| 
製造ノウハウの蓄積図る
渕野陶土は、軽量強化磁器の材料となる陶土製造の基本技術を佐賀県窯業技術センターと共同で開発している。その技術は、陶土に特殊な原料を配合することで、磁器の素地内部に5マイクロメートル以下の気孔を無数に生じさせる。従来の普通磁器に比べて約20%軽くできる。
また、圧縮応力の原理を応用することで曲げに対する強さは約1・8倍に、衝撃に対する強さは約1・7倍になるという。この軽量強化磁器はまた、熱を伝えにくいため保温性が高い。温かい料理は温かいまま、冷たい料理は冷たいまま楽しむことができる。熱いものを入れても、器が手に持てるというメリットがある。
そして成形やうわぐすり、焼成などについて独自の技術を持つ企業で構成した製造グループと、販売ルート・ノウハウを持つ陶磁器専門商社の山忠(コア企業)が集まってグループを組織した。使用する陶土は新開発のため、成形形状やうわぐすりにより適した製造条件のノウハウが豊富ではない。同グループはさまざまな形や柄の磁器の企画・開発を行いながら製造ノウハウの蓄積を図る。
|