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地域資源活用チャンネル


成果事例 メディアでの紹介

月刊「商工会」

「からくりパズル」の市場拡大に向けて

「からくりパズルフェスタ」の開催

「からくりパズルフェスタ」の開催

有限会社からくり企画(神奈川県小田原市)
住所:神奈川県小田原市城山2-18-10
電話:0465-66-1866
FAX:0465-66-1867
設立:2005年12月
代表者:亀井明夫
資本金:300万円
年商:6,000万円
従業員:6名
■地域資源活用PG/認定事業名
体験型脳活性化を促す「からくりパズル」販売事業
■地域資源活用PG/認定日:平成20年3月6日

事業の概要

からくりパズル

からくりパズル

最近の状況として、アジア諸国からの安価な商品の流入や海外への生産拠点の移行の影響を受け、生産規模が縮小傾向にある。そこで、からくりパズルに興味を持たない層にも受け入れられるよう、小田原木製品の1つ「からくり細工」の「ちょっと考える」という特徴を活かし、「脳活性化観光ツアー」を提案。「からくりパズルフェスタ」「脳活性化観光ツアー」などでのPRにより、波及効果を目指して取り組んでいく。

からくり企画、創業の背景

小田原・箱根地域は、木目を活かし、寄せ合わせて精密な連続模様を作り出す寄木細工の国内唯一の産地で、伝統的な産地技術として現在に引き継がれた。創設者の亀井明夫氏は京都大学在学中にこの技術に出会い、その繊細かつ洗練された世界の虜になり、思案の末、大学中退を決意し、山中組木工房入社とともに木工、組木細工の職人としての厳しい道がスタートした。亀井氏は壮絶な努力によりメキメキ頭角を現し、入社3年目の1975年には箱根物産デザインコンクール一席(マス組木)入賞を果たした。

この美しく伝統のある日本の秘密箱を、さらに新しく、高いレベルに育てたいとする亀井氏の情熱により、地域の職人12名が結集した「からくり創作研究会」を95年に結成、この研究会をさらに発展させるため、「有限会社からくり企画」を2005年に設立、創業した。

地域資源活用プログラム認定の経緯

産地の状況は、中国をはじめとするアジア諸国からの安価な商品の流入や海外への生産拠点の移転の影響を受け、生産規模の縮小、企業のリストラが進み、業績の悪化、職人の減少などを招いた。こうした中、からくり技術の普及、からくり細工職人の雇用の創出などに強い使命感を持っていた亀井氏は、からくり技術、事業の継承のためには地元での認知と理解を高め、足場を固めることが必要と感じていた。

そうした中、神奈川県産業技術センターの小堀室長から地域への貢献などが求められる地域資源活用プログラムを聞き、また神奈川県商工労働部工業振興課の川口氏からこのプログラムへの取り組みについて懇切丁寧な助言を受け、亀井氏は「従来のパズル愛好者中心から団塊世代や箱根観光客への市場拡大」をコンセプトに、「小田原木製品」の1つである「からくり細工」の「ちょっと考える」という特徴を活かし、団塊世代の「遊びと若返り(健康)」という新たなニーズに応えていく事業にチャレンジすることにした。

からくり企画では、毎年全国各地の科学館を中心に延べ20万人の入場者数を記録する展示会の開催など好評を博してきた経験から、「からくりパズル」の持つ教育効果が地域貢献に期待できるものという自信につながっていた。

認定事業は、地元での「からくりパズルフェスタ」などを通じたからくりパズルの改善、販売チャンネルの見直し、拡大並びにアフターサービスの提供などを行う「体験型脳活性化を促すからくりパズル販売」であり、地域貢献性、市場性を評価され、08年2月に認定された。

脳活性化ツアー、フェスタを実施

亀井明夫氏

亀井明夫氏

本事業では、新たな市場獲得に向け、地域の木工事業者はもとより、高級旅館、ホテルや旅行代理店との連携、協力が不可欠なため、その連携強化に積極的に取り組んでいる。地域の連携強化対策として、「脳活性化ツアー」のコンテンツの企画に取り組み、09年5月に「脳活性化ツアー」を実施し、地域との関係づくり、連携に着手した。また、同年7-8月にかけ夏休み期間に合わせたロングラン開催として、14種類の工作教室、展示会、箱根地域の回遊を促進するスタンプラリーなどの企画を満載にした「からくりパズルフェスタ」を実施し、多くの人々が参加し、成功裏に終えた。

こうした各イベントの実施により、地域企業との連携強化、地域密着企業としての知名度アップが図られた。現在は、首都圏を中心に全国の団塊世代に箱根地域への観光・宿泊へと足を運んでいただくよう脳活性化ツアーと他の観光コンテンツ(蒲鉾づくり体験など)との連携に積極的に取り組んでいる。

価値向上、創造に注力

従来は「自分で買って楽しむ」層を狙った市場づくりであったが、今後は「人へのプレゼント」「買わないけれど、まずは使って楽しむことから始める」など周辺市場への展開に向け、「からくりブランド」そのものの価値向上、創造に力を注いでいる。

今後のハンズオン支援については、中小機構、地域連携拠点のネットワークなどの互いの強みを活かし、当社の目線に合わせた販路展開などの支援に努めていきたい。

(独立行政法人中小企業基盤整備機構 関東 地域活性化支援事務局 プロジェクトマネージャー 金綱 潤)

掲載:2010年3月号

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