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地域資源活用チャンネル


成果事例 メディアでの紹介

月刊「商工会」

"アルコール度数19度"の米焼酎の開発と新しい飲酒スタイルの提供

アルコール度数19度の球磨焼酎「一九道」

アルコール度数19度の球磨焼酎
「一九道」

合名会社豊永酒造(熊本県球磨郡湯前町)
住所:熊本県球磨郡湯前町老神1873
電話:0966-43-3024、0966-43-2008
FAX:0966-43-4354
設立:昭和25年9月2日(創業明治27年)
代表社員:豊永史郎
資本金:100万円
年商:1億2千8百万円
従業員:10名
■地域資源活用PG/認定事業名
球磨焼酎の魅力を引き出すため、球磨地方の米・水・造りにこだわった"アルコール度数19度"の米焼酎の開発と新しい飲酒スタイルの提供
■地域資源活用PG/認定日:平成20年12月15日

事業の概要

球磨の自然と伝統を大切にし、地元に根ざした焼酎造りを実践してきた蔵元。昔ながらの「石室」を使い、地元の有機自然米を原料とし、すべて手造りしている。企業理念である「原料と造りに徹する」焼酎造りの姿勢が球磨焼酎を愛する人々から支持されている。

球磨地方では昔からガラとチョク(燗付け酒器)を利用した直火燗による飲み方が一般的であったが、芋焼酎の飲み方(お湯割り)が全国的に知られるようになり、球磨地方にも浸透した。その結果として、現在ではほとんど忘れられている存在であった。
 焼酎ブームも平成18年初頭から沈静化しつつあり、その影響で球磨地方の蔵元でも新たな販路の開拓や新商品造りに取り組み始めている。原料供給源である農家も有機栽培(オーガニック認証)の作物を増やしているものの、製品化された焼酎の段階での価格が高価であり、販売額はなかなか拡大していない。
 また、2008年から全蔵元が参画し、JAPANブランド育成支援事業に取り組み、国内外に販路を広げる試みがなされている。

認定までの取り組み

仕込み作業

仕込み作業

当事業計画は、熊本県商工会連合会が連携拠点として取り組みを行った第1号の案件である。
 平成20年8月6日に連合会広域振興課の川上典道課長から、中小機構九州九州地域活性化支援事務局へ事業計画の概要について相談が寄せられた。そして、案件の検討、企業訪問による豊永代表との面談(事業にかける熱い思い、企業理念、石室使用麹造りの製造工程や設備など確認ほか)、事業計画書案の作成などを通じ、湯前町商工会西村洋一経営指導員(現湯前町商工観光課商工振興係長)と九州地域活性化支援事務局のプロジェクトマネージャーとの連動で事業計画認定へ向けてのブラッシュアップ支援を行った。
 西村経営指導員は日頃から案件発掘に向けて、地域の蔵元をはじめ、企業との連絡、情報収集などに努められていた。今回の事業計画案策定と再度の修正作業他については、豊永酒造との連絡調整などが不可欠であり、西村経営指導員に大変なご負担をおかけしたと思われ、あらためて、その努力に感謝を申し上げる次第である。

西村経営指導員から支援事務局への送信文より

「豊永社長が、今回の取り組みの中で、熊本県商工会連合会(連携拠点)、中小機構九州(九州地域活性化支援事務局)のマネージャーとの出会いが一番良かったと感謝されていました。これまで自分がやってきたことを認められた充実感と、路線は間違っていなかったという安心感からきた言葉ではなかったかと思います。湯前町への企業訪問以来、地域資源活用プログラムの認定に向けての意欲がさらに増していると感じられ、商工会としても大変喜んでいます。これを機会に、さらに勉強していきたいと思っています」。

本格焼酎初の一九度球磨焼酎「一九道」の開発

豊永史郎社長

豊永史郎社長

豊永酒造の経営方針は『原料と造りに徹する=球磨の米 球磨の水 球磨に根ざした人による焼酎造り』である。球磨でしかできない米と水、そして日本最古と言われる500年余りの時を要した製造技術をベースとしており、球磨地方の地域資源を有効活用した焼酎造りを行っている。
 具体的には、球磨地方の契約農家により、無農薬・無化学肥料で育成収穫された有機自然米のみを原料として使用しており、トレーサビリティが100%可能である。
 そして、球磨焼酎の本来の隠れた美味しさを引き出す飲み方である『直火燗』を考え、原点に帰り、生のままでおいしく飲める度数を求めて研究を重ねた結果、アルコール度数19度の球磨焼酎である『一九道』が誕生したものである。
『一九道』は、一般的に広く飲用してもらえるように、常圧蒸留、古酒とのブレンド、ろ過の回数を減らす製法を用い、甘味・コク・まろやかさを持つストレート飲用酒として製造されている。
 事業計画認定後には、球磨地方の販売店や福岡地域有名販売店の銘酒会、 東京での料飲店関係者を集めた試飲会に参加するなど、順調に市場へと参入しており、これからの売上確保が期待される。
((独)中小機構九州 地域活性化支援事務局プロジェクトマネージャー 大谷暢一)

【豊永酒造蔵だより】
 2009年4月25日、熊本-人吉を結ぶSL「人吉号」が復活しました。
 大正11年から昭和50年まで活躍した歴史ある機関車です。自然豊かな肥薩線の景色を楽しめます。
 そして、人吉と湯前町を結ぶのが「くま川鉄道」。地元の人々の足として慣れ親しまれています。田舎の田園風景に溶け込む小さな車体が魅力的です。
 人吉に来たら、この「くま川鉄道」に乗り、ゆったりとした時間に身を任せ、湯前町までの旅を楽しみ、ぜひ豊永酒造にもお越しください。

掲載:2009年9月号

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