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地域資源活用チャンネル


成果事例 メディアでの紹介

月刊「商工会」

清里産果物や名水、きよさと焼酎を活用した飲用酢で町の活性化に挑む!!

「フルーツドリンクビネガー」

「フルーツドリンクビネガー」

エムケー食品株式会社(北海道斜里郡清里町)
住所:北海道斜里郡清里町字上斜里874番地
電話:0152-25-3510
FAX:0152-25-3663
設立:昭和60年6月
代表:川筋 守
資本金:2,500万円
年商:1億9,800万円
従業員:22名
■地域資源活用PG/認定事業名
地域のフルーツを原料とし飲用酢製造の技術を活用したフルーツドリンクビネガー製造・販売
■地域資源活用PG/認定日:平成20年9月5日

事業の概要

原料となるフルーツ

原料となるフルーツ

メロン、プラム、アロニア、プルーンなど地場産完熟フルーツを原料とする本格的な醸造酢を製造する。酢酸発酵時に一般的に使われるエタノールに代えて、知床の清流・斜里川の水を活用して開発した地場産焼酎「じゃがいも焼酎きよさと」を使い、地域イメージを生かした製品作りを試みる。

事業化に至った経緯

同社は、食品加工製造業として昭和60年6月に創立、主にメロンなど農産品の製造および仲買としてスタートし、昭和62二年には地域のメロン生産者の中心となって清里メロンを育ててきた。

農業政策の転換により作付け面積が減少しているメロンについて、生産拡大および加工品製造について検討していたところ、清里町商工会が平成18年度からメロンを中心にドリンクビネガーの開発に取り組み、当時、同社代表取締役川筋守氏も商工会副会長として事業に参加していた。

商工会が開発中のそのドリンクビネガー事業を継続し、地域特産品として製品化すべく本事業に着手した。

事業計画作成における苦労や今だから言える話

北海道発の食用アルコールの代替えとして「清里町特産のじゃがいも焼酎きよさと」を活用した特殊技術を使った事業のため、類似品が存在せず、比較相違点を検証するのに苦労した。

本事業では、「フルーツ飲用酢」との比較検討で「このドリングビネガーは、メロンの生細胞で、高濃度のGABA(γ-アミノ酪酸)を発生させた後に、原料として発酵させた酢をドリンクにしたものである」と、相違点を説明した。

課題をどう乗り越えたか

現在、漬物の業務用下漬けを本業としている当社にとって、フルーツドリンクビネガー開発・製造は初めての取り組みであるため、製造技術指導、商品分析などは地域の公的機関であるオホーツク圏地域食品加工技術センターに依頼した。

販路選定については、未知の分野でもあり、漬物業者、果物業者からの情報を収集し、私(岡島プロジェクトマネージャー)は応援団でもある紀ノ国屋ライフサポート 古瀬社長に紹介させていただいて好感触を得るなど、情報収集に時間を要した。

認定を受けたときの喜び

川筋守社長

川筋守社長

新たな取り組みのため、技術、販路、デザインなど、未知で不安な面が数多くあったが、清里町商工会奥山事務局長、オホーツク圏地域食品加工技術センター太田主任研究員および中村研究員の応援をいただいて克服、逆に製品の強みも浮き彫りになった。

不安面の解消が開発・製造の自信につながり、大変勉強になったことと、地域の農業者、団体、各機関との連携があってこそ、できうる事業化であることがわかり、感激している。

実際の事業化に至るまでの苦労

資金面については、施設は確保されているが、機械設備、製品保管場所など、不足分の設備調達資金が正確に見積もられておらず、今後、各関係機関との情報収集、アドバイスを受けて融資計画を検討していく。

流通販路については、積極的に展示会・商談会に参加し、商品扱い経路開拓に力を入れるが、経験不足もあり、不安を抱えている。

成功秘話

当地域には「清里町特産じゃがいも焼酎きよさと」、斜里岳の湧水で地域の名水「清里の水」、原料である完熟メロン、完熟プラムなどの数多くの地域資源が存在している。

それらの資源を活用する地域の知恵(商工会、関連団体)と技術(オホーツク圏地域食品加工技術センター研究員)が揃った恵まれた地域であること、さらに各関連組織の連携がスムーズに図られたことなど、条件に恵まれた環境であったことが最大の利点であり、その中の一員として大変誇りに思っている。

醸造酢の日本農林規格(JAS法)

本事業で製造する「フルーツドリンクビネガー」は(原材料として1種又は2種以上の果実を使用したもので、その使用総量が醸造酢1リットルにつき果実の搾汁として300g以上であるものをいう)という農水省告示による食酢品質表示基準に基づくと、現状では果実の搾汁としては300g以下のため、残念ながら「果実酢」ではなく、「酢酸発酵調味料」に該当する。今後、処方変更が可能であれば、果実酢に該当する余地がある。

((独)中小機構北海道 地域活性化支援事務局プロジェクトマネージャー 岡島義明)

掲載:2009年3月号

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