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地域資源活用チャンネル


成果事例 メディアでの紹介

月刊「商工会」

土佐愛が生んだ!育てた!おいしい新商品

地域独自の魅力的な資源が活用され開発された商品

地域独自の魅力的な資源が活用され
開発された商品

有限会社高知アイス(高知県吾川郡いの町)
住所:高知県吾川郡いの町下八川乙683
電話:088-850-5288
FAX:088-850-5481
設立:昭和63年
代表:浜町文也
資本金:300万円
年商:3億1,596万5,000円(決算期2006.10)
従業員:25名
■地域資源活用PG/認定事業名
ゆず、高糖度トマトを活用したジュース・ゼリー開発による新たな販路の開拓
■地域資源活用PG/認定日:平成19年10月12日

事業の概要

社員の笑顔から「made in土佐」の商品が生まれる

社員の笑顔から「made in土佐」の商品が
生まれる

アイス製造業。自然豊かな高知県ですくすく育ったゆずや文旦、天日塩などを使用しアイスクリームやシャーベットの製造を行っている。楽天のアイス売上ランキングでは、高知アイスの天日塩ジェラートが第3位を獲得。他商品も常にベスト10入りしているほどで、「made in 土佐商品」は全国各地で多くのファンを生み出している。

高知の厳選素材を「アイス」に託して商品作り

「もうちっくと、甘いほうがええにゃー」「この舌触りは、ちっくと気になるちぁ」

高知アイスの商品開発の基本は、このような社員の会話や発想から成っている。

「高知アイス」という社名自体が「高知を愛す」という語源からきていると笑う浜町文也社長は、根っからの土佐人である。「高知にはおいしいものがたくさんあるのに、なかなか全国のみなさんに認知されないことが悔しいんですよ。だから、お客様にすぐに召し上がっていただけるような商品を開発してきました」。

今では、そんな試行錯誤の日々によって生み出された「土佐の文旦」や「天日塩」といった土佐のおいしい食材を活用したジェラートやアイスクリームを全国の食卓に届けている。

新商品「トマト嫌いな人でも好きになるトマトゼリー」デビュー

高知アイスの前身である「土佐かしま屋」でアイスクリンの製造・販売をしていた頃に、幾度となくお客様に言われた言葉があるという。

「アイスクリンって、本当はアイスクリームのことでしょう? チラシには間違って、アイスクリンって書いてあるよ」。県内では当たり前にまかりとおっていることが、一歩県外に出るとまったく知られていなかった事実に愕然としながら、しゃかりきになって侃々諤々やってきたのである。

当時の悔しさとお客様からいただいた生の声が、今の高知アイスの主力商品を作る原動力となっているといっても過言ではないだろう。

そんな高知アイスが、今度はアイスクリームやジェラートとは異なる商品に着目し、高糖度トマトやゆずを活用したゼリーとジュースの開発を行う計画を立てた。高知県はいわずと知れたトマトの生産地であり、フルーツトマトと表されるように、高い糖度(12-14度。スイカの糖度は11-13度)を持つトマトの生産が特に盛んである。その高糖度のトマトを使用して本当のトマトのおいしさを知ってもらうことが、商品の良さを生かす最も効果的な方法ではないか。キーワードは、「トマト嫌いな人でも好きになるトマトゼリー」だ。

そんな構想を打ち立てた浜町社長に、高知県商工労働部の小松課長補佐が「それだったら、社長の考えにピッタリの施策があるよ」と教えてくれた施策こそが、「地域資源活用プログラム」であった。施策の内容について詳しく聞けば聞くほど、「自社にピッタリな施策だった」と浜町社長が言うように、地域独自の魅力的な資源を活用して新しい商品を開発していくという点が、高知アイスが抱く商品開発の理念「made in 土佐」にまさにマッチしていたのであった。

乞うご期待!「高知を愛する」企業の挑戦

浜町文也社長

浜町文也社長

当然ながら、認定を取得するためには、それなりの時間や労力がかかる。販路については既存商品の販路を利用することが可能だとしても、ほかにも細かいデータ(裏付け)が必要となる。自分たちはおいしいと思っていても、他のトマトとどこがどう違うのか? そして、それはどのように証明すればよいのか? また、トマトを十分に供給することを保証するバックボーンは何か?

「地域資源プログラムの認定を受けるには、こんなに高いハードルを越えなければならないのか...」と、何度もくじけそうになったと社長は言う。

しかし、担当マネージャーから繰り返し丁寧な支援を受けることによって、新しい事業のビジネスプランが徐々にブラッシュアップされていく。そして、申請書のやりとりを何十回も重ね、県に無事申請書を提出することができ、最終的に認定決定の連絡を受けた時には、「思わず、社員全員で小躍りした」と樋熊光臣事務長も笑顔で話す。

もちろん、認定を受けることが終わりではなく、認定を受けてからのほうが一層重要なのだ。高知アイスが目指す新しい事業の展開を夢のまま終わらせるのではなく、実際の商品を作り上げ、そして、全国の皆様にその商品を食べていただき、かつ、心の底から満足してもらうこと。これが最終的な目標となる。

この夏、高糖度トマトを活用した「ほとんどトマトゼリー」の販売が始まる。また、今後はゆずを活用したゼリー、ジュースの商品開発も積極的に展開していく予定である。

「高知を愛する」企業の挑戦夏の陣、もちろん、私自身も支援担当の立場として一緒に戦い、支援していきたい。

((独)中小機構四国四国地域活性化支援事務局 プロジェクトマネージャー 奥谷敦子)

掲載:2008年7月号

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