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| 企業名 | エスケー | 三類型 | 鉱工業品 | 地域資源名 | 皮革製品 |
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エスケー・薩摩和孝社長
台東、墨田、荒川、葛飾−。日本でも有数の皮革産業や服飾副資材企業の集積地だ。高いモノづくりの技術を誇るメーカーが立ち並び、バッグや財布、ベルトなどの上質な皮革小物は国内のみならず、海外への輸出も盛んに行われていた。ところが近年は、生産の現場が海外に移り、製品出荷量、企業数ともに減少傾向にあり、城東のモノづくりの活気が失われつつある。メーカーや職人のもつ高い技術を活かす場が少なくなり、若い技術者が育たないことから、後継者問題も深刻だ。このままでは長い間、培われてきた高度な技術が衰退してしまう。
さらに皮革雑貨製造業では、端材を有効に使えないという大きな問題があった。"端材"というと、1枚の革から財布やバッグの型を取り除いた、余った部分を想像するかもしれない。しかし、ここでいう皮革の端材というのは、未使用の1枚の革のことを指す。工場で革を染める場合、一度にまとまった量の革を染める。受注が少量の場合でも、一定の量を生産しなければならない。また、生産品アイテムは、バッグ、財布、ベルト、文具など他品種に渡るため、それぞれの特性から利用法は限られ、端材が生まれるのは避けられない。
加えて皮革材料の在庫は、通常、下請けのメーカーが抱える構造になっている。少量の受注に対しても、一定の量を仕入れなければならず、メーカーや職人の経営を圧迫する原因となっている。
界隈には小さな工房も多い。熟練した職人の技が光る
この端材と熟練した技術を活かして、皮革雑貨産業を活性化したいと立ち上がったのが、服飾副資材の製造販売会社を母体とするエスケーだ。服飾副資材を扱うことで、多くのメーカーや職人と取引きがある。皮革製品関連のメーカーだけでも400〜500社という圧倒的な数の企業とネットワークを結んでいる。
この端材と熟練した技術を活かして、皮革雑貨産業を活性化したいと立ち上がったのが、服飾副資材の製造販売会社を母体とするエスケーだ。服飾副資材を扱うことで、多くのメーカーや職人と取引きがある。皮革製品関連のメーカーだけでも400〜500社という圧倒的な数の企業とネットワークを結んでいる。
デザインやマーケティング、販売促進などに関わる企業や個人の選択にも余念がない。広い層にファンをもつセレクトショップ、著名なWebクリエイター、服飾デザイナーなど、スキル・センス・ブランド力を併せもった協力者を得たいと考えている。こうした協力者と、各メーカーの橋渡しをエスケーが担うという仕組みだ。協力を仰ぎたいところには、積極的にアプローチをかける。「高級皮革端材と職人の高い技術を活かせる協力者を確保するのが成功の鍵」(薩摩社長)と言う。
市場のターゲットは40歳〜55歳の男女に設定した。子育てを終え、自分の時間を楽しめるポスト団塊世代から団塊ジュニア世代が対象だ。時間や経済的に余裕があり、良質なものを求める層に指示されるアイテムを絞り込んでいく。
市場のターゲットは40歳〜55歳の男女に設定した。子育てを終え、自分の時間を楽しめるポスト団塊世代から団塊ジュニア世代が対象だ。時間や経済的に余裕があり、良質なものを求める層に指示されるアイテムを絞り込んでいく。
「数人の職人を抱えていた時代もあったが、みな辞めてしまった。後継者はいない」。高い技術は途絶えてしまうのか
12年前、実家の家業を継ぐために、異業種からこの業界に入った。そこで目の当たりにしたのが、熟練したモノづくりの技術と、それを継承していけない現実だった。
この事業の課題は、良質な素材と高い技術から生まれた製品を、どうやって訴求するかだ。ブログを中心としたWebの活用や、影響力のある人、いわゆるカリスマの起用などが、訴求力が強いと考える。センスの良い目利きとなるクリエイターや文化人などとコラボレーションを行い、ブランドの認知度を高めるといった方法も現在検討中。当事業は質の良い製品を供給することだけでなく、アイディアと協力者の存在があってこそ。魅力的なさまざまな要素を絡めながら、賛同者の輪が広がっていくとおもしろいと思う。
会社名:株式会社エスケー
住所:東京都台東区柳橋1-13-5
業種:皮革製品の企画、営業、マーケティング
電話:03-3851-0705