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愛知県陶器瓦工組、粘土瓦で排水対策−規格外粉砕物でグランドの水はけ良く

 愛知県陶器瓦工業組合は10日、「シャモット」と呼ばれる規格外粘土瓦の粉砕物で水はけを良くするグランド改修工事を公開した。約2000トンのシャモットを愛知県碧南市の2カ所のグランドに敷設。名古屋工業大学高度防災工学センターの森河由紀弘助教による実験で、水位11センチメートルで通常の4分の1程度の11時間で排水できることを確認した。シャモットの有効なリサイクル策として提案する。

 工事ではグランドの土を380ミリメートル掘削し、粒径20ミリメートルまでのシャモットを厚さ300ミリメートルで敷き詰め、シートをかぶせた後、グランド用土で舗装した。下部には有孔管を設け、透水した雨水を外部に排出する。

 森河助教は「シャモットは保水性も高い。いったん水をためるので河川氾濫など都市水害防止効果も期待できる」と述べた。

 高浜市や碧南市などの三州地域は全国粘土瓦の約70%のシェアを占める産地。シャモットは粘土瓦に再利用するほか、コンクリートブロック骨材などにも使われている。


【2014年4月11日 日刊工業新聞社】