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農林中金、鶏ふん利用発電支援−十文字チキンに25億円

 農林中央金庫(農林中金)と農中信託銀行は26日、鶏ふんを利用した岩手県の発電事業に対しシンジケート・ローン(協調融資)を組成したと発表した。発電事業を手がけるのは、飼育農場運営や鶏肉販売などを展開する十文字チキンカンパニー(岩手県二戸市)。総投資額60億円のうち、農林中金などが組成したシンジケート・ローン総額は25億円。鶏ふんを利用した発電事業は鶏ふん処理費用を軽減でき、地域農業の競争力強化につながると判断した。

 発電所は2015年9月の完成と、同年12月の営業運転開始を予定する。使用する鶏ふんは1日当たり400トン。発電規模は出力6250キロワットで、同4800キロワットを東北電力に売電する。残りは自社工場で利用する。

 十文字チキンカンパニーは鶏の飼育から鶏肉の加工販売までを手がける。同社は鶏ふんの処理費用に年間約10億円をかけている。鶏ふんを利用した発電により、鶏ふん処理コストを削減する。加えて売電による収益で経営を安定化する。同社は東日本大震災により被害を受けたが、再建を進め東北地域の復興や経済活性化に貢献している。


【2014年3月27日 日刊工業新聞社】