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地域資源活用チャンネル

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ブランド百景−古河産「みやこかぼちゃ」

 茨城県は出荷量全国第3位の全国有数のカボチャの産地。県内では県西地域の古河市が1位とされ、県は1988年から古河市(総和地区)をカボチャの県青果物銘柄産地に指定している。

 その古河市の商工会青年部を中心に代表品種の「みやこかぼちゃ」で町おこしの動きが活発化。業務用液体調味料を製造するつくば食品(茨城県古河市)が「古河産カボチャを活用した多用途調味料シリーズ等の商品開発・販売による地域ブランド化事業」で、経済産業省の11年地域資源活用事業計画に認定されたことを受け、新商品の開発が始まった。

 「カボチャの収穫時期は6―8月頃。通年で古河産のカボチャを使った商品を作ることで、認知度を高めたい」。つくば食品の八巻大介取締役の思いは強かった。12年夏に農家から規格外品のカボチャ300キログラムを仕入れるとすぐにペーストを作り、ジャムなどの試作に取りかかった。

 同時に販路開拓も進め、13年7月に開店した道の駅「まくらがの里こが」に出店するお菓子屋やジェラート店に原料ペーストを供給する話がまとまった。これまでに商工会青年部と一緒に作った「中濃ソース」を含め7種類を商品化。「ジェラートは安定的な売れ行き。ソースも意外に売れている」(八巻取締役)と出足は好調だ。

 13年夏には2トン仕入れ、1.2トンをペーストにした。今後は「猿島茶や、ヨモギ、イチヂクを使ったジャムを作り、ジャムの種類を増やすなど、カボチャに限らない水平展開で自社ブランド作りもしていきたい」(同)と、地域貢献と自社ブランド作りの両面で事業展開を進める計画。


【2014年3月27日 日刊工業新聞社】