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ブランド百景−JA高崎ハム

 1938年(昭13)高崎ハムの前身、群馬畜肉加工組合として小さな肉加工場で創業した。資金がなく生まれた子豚を育てられなかった当時の追い詰められた農村を救うために誕生したのが高崎ハムだ。JAグループの会社として「この思いを大切に引き継いでいく」とJA高崎ハム(群馬県高崎市)の宮崎俊郎社長は力を込める。

 群馬県は環境に恵まれた全国有数の畜産県。群馬の名山の名称を用いたハムは人気がある。中でも雪をかぶった谷川岳をイメージしたホワイトロースハム「谷川岳」は29年のロングセラー。独自製法で仕上げた「上州味紀行シリーズ」も人気だ。豚肉本来のうま味が味わえるとして評判が高く、インターネットでも販売している。

 こだわりのハムは他にもある。「高崎シリーズ」はメープルシロップや加工黒糖、ブランデーで香りを付けたハムなどで、昨年、ブランド誕生75周年記念として発売。人気のあまり継続販売することになった。

 「骨付ハム」は毎年実施されているドイツ農業振興協会のコンテストで10年連続メダルを受賞。原料肉は群馬県産にこだわり長時間熟成とじっくり加熱しているため、しっとりしたハムのうま味を堪能できる。

 最近は社会科見学が多く、JA高崎ハムの工場は見学者でにぎわいを増している。「2月に工場から近い所にスマートIC(高速道路のインターチェンジの一種)が開通、大型バスも利用可能になった。これからも75年の伝統製法を守り高崎ハムの味を極めたい。全国のお客さまに高崎ハムのおいしさを届けたい」(宮崎社長)と話す。


【2014年3月20日 日刊工業新聞社】