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サカグチ・コーポ、賞味期限3年の缶入り備蓄用米粉パンを発売−柔らかさ維持

 サカグチ・コーポレーション(大阪府富田林市、阪口敦彦社長、0721-24-6060)は、賞味期限が3年と長く防災の備蓄用に適した缶入りパン「缶入り米粉パン」を3月中旬に発売する。地産地消にと国産米粉を8割使った。独自開発した「米甘味料」を用い、通常のパンに似た柔らかさと風味を実現した。プレーン味で60グラム×2個入り。消費税抜きの価格は1缶380円。初年度に10万個の販売を目指す。

 一般的に備蓄用の缶入りパンは無菌状態にする缶詰め作業でパンがかたくなるのを防ぐため、マーガリンなどの油脂を多く使う。その結果、通常のパンに比べ風味が劣ることが多いという。そこで米甘味料を少量入れることで課題を解決した。

 もち米を麹(こうじ)で発酵させて作る米甘味料は、フリーズドライジャムを製造するために開発。阪口社長は「米甘味料はブドウ糖やデキストリンを含んでおり、パンの柔らかさやしっとり感につながったのではないか」とみている。加圧加熱殺菌製法を用い3年の賞味期限を実現した。

 すでに通販会社や商社など4社と取引が決まっており、約5000個の予約注文を受けた。同社が経営する洋菓子店で直接販売も行う。取引予定の通販会社は海外販売も手がける。

 パンに使う米粉は山形県や新潟県、和歌山県産を使い産地別に商品化する。地産地消につなげるため備蓄品として各県に提案する。


【2014年3月3日 日刊工業新聞社】