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清水建設、福島産トマトを出荷−植物工場で収穫

 清水建設は26日、福島県新地町に建設した高糖度トマトの植物工場で収穫された商品の出荷を始めた。2013年9月に同町の農業法人である新地アグリグリーンの農作地内に明治大学の特許技術であるサンゴ砂礫(されき)農法を導入し、作付面積3000平方メートル規模の太陽光利用型植物工場を完成させ、同10月から栽培していた。セブン&アイ・ホールディングス(HD)傘下で東北地方を地盤とする食品スーパーのヨークベニマルで販売される。

 植物工場は清水建、新地アグリグリーン、明治大、ヨークベニマルの4者で復興庁と経済産業省による13年度先端農業産業化システム実証事業の採択を受けて事業化。栽培しているのはイエローミミ、イエローアイコ、アイコ、トスカーナバイオレット、ピッコラカナリアの5品種で、平均的に糖度9以上の甘さが特徴。独自ブランド「スイートマシェリ」として販売する。

 サンゴ砂礫を培地にすると、トマトの糖度や生育に大きく影響する含水率管理が容易になる。明治大の実験では養液栽培に比べ糖度が5割、収穫量が4割程度向上することが確認されたという。


【2014年2月27日 日刊工業新聞社】