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水産総合研究センター、大型水槽でニホンウナギの仔魚飼育に成功

 水産総合研究センターは12日、容積1000リットルの大型水槽でニホンウナギの卵からふ化したばかりの仔魚(しぎょ)から稚魚のシラスウナギまで育てることに成功したと発表した。これまで仔魚飼育の研究開発は同5―20リットルの小型水槽で行っており、生産数が限られていた。また、水槽が小さいため継続して使用すると内部に付着し、増殖した細菌の影響で仔魚が死んでしまう問題があった。今回の成功で大型水槽による仔魚飼育に道が開け、完全養殖によるウナギの生産にめどがついたとしている。

 同センターは2013年5月に増養殖研究所志布志庁舎(鹿児島県志布志市)でふ化させた約2万8000尾の仔魚を南伊豆庁舎(静岡県南伊豆町)に搬入して飼育を始めた。同12月時点で200日齢の仔魚を約900尾育て、さらに稚魚のシラスウナギにすることに成功した。

 水槽の大型化に合わせて、かまぼこを逆にしたような形の塩化ビニール製1000リットル水槽2個を製作。新型水槽を用いた飼育法は特許を出願中としている。


【2014年2月13日 日刊工業新聞社】