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ブランド百景−しあわせ信州食品開発センター

 自然に恵まれている長野県の特色を生かした食品産業の振興を支援しようと、県は2014年度に「しあわせ信州食品開発センター」を新設する。あらゆる食品を試作加工できる設備を導入し、県内食品産業の競争力を高める。地域に根ざした商品開発を支援し、新たな“信州ブランド”を生み出す。

 しあわせ信州食品開発センターは、15年4月に県工業技術総合センター食品技術部門に開設する。長野県はみそ、ジュース、寒天などの加工食品の出荷額で全国首位を誇る。特に信州のみそは、やや辛口でさっぱりとした味わいで、全国的にも名を知られている。開発センターを整備して県内企業の新商品づくりを後押しし、ブランド展開を推し進める。

 開発センターは本館1階に食品の試作加工などに必要な約50台の設備を導入する。食材を柔らかくする高圧処理装置や缶詰・瓶詰めの機械、充填(じゅうてん)包装や真空包装に必要な機器も設置する予定。また、新館を建設し、1階に調理加工設備や展示スペース、2階にテイスティング(味見)などの官能評価ができる体制を整える。地下に食品の熟成庫を設ける。

 従来の県工技センター食品技術部門は食品の成分分析や物性評価などの分析評価業務が中心だった。開発センターで試作開発支援機能を拡充するとともに、消費者目線の食品開発を支援する。

 県は14年度当初予算にセンター建設や設備費として約6億9400万円を盛り込んだ。長野県商工労働部ものづくり振興課によると「健康志向や高齢者向け食品づくりを促したい」としている。


【2014年2月6日 日刊工業新聞社】