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メルシャン、ワイン用ブドウの自社管理農園面積を1.5倍に

 メルシャンは長野県上田市に自社管理農園「椀子ヴィンヤード」を03年に開園。ほかに同県北部や山梨、福島、秋田の各県に契約農園があり、各地域に合ったブドウ品種を栽培している。最近は国産ブドウを使った「日本ワイン」への評価や関心が高まっていることから、14年の商品戦略は日本ワインを強化する方針を打ち出している

 「国内のワイン市場で日本ワインの割合は2―3%にすぎず、市場拡大余地は大きい」(齋藤浩シャトー・メルシャン工場長)とみる。今後は高い品質を武器に、日本ワインの生産や販売を拡大する。これに合わせて自社管理農園を増やす。

 相場で売り上げが大きく変動する生食用と違い、ワイン用のブドウは安定した売り上げが見込めることから、農地提供や契約栽培で農家の理解が得やすくなっている。ワイン用ブドウの多くは中山間地で栽培される。水田地域に比べ中山間地は規模拡大が難しい場所が多く、耕作放棄地になりやすい。そうした農地をブドウ農園にすれば課題解決につながる。

 椀子ヴィンヤードのブドウを使ったワインは、13年にフランス・パリで開かれた国際ワインコンクールで金賞を受賞。栽培ノウハウの蓄積を武器に、農家や地権者に農地提供や契約栽培を呼びかける。


【2014年1月29日 日刊工業新聞社】