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医薬の資料館、道修町に集結−武田薬品など3社が整備

 大阪・道修町(どしょうまち)から薬の文化を伝えます―。大阪の製薬会社が集積する道修町(大阪市中央区)に医薬品関連の資料館が集まる。武田薬品工業が設立した武田科学振興財団は、大阪市淀川区にあった資料館「杏雨書屋(きょううしょおく)」を今年秋、道修町にある武田薬品の旧本社ビルに移転。大日本住友製薬の本社や2015年に完成する田辺三菱製薬の新本社も資料館を整備する。医薬品の街・道修町の文化を守ろうとする姿勢が鮮明になっている。

 武田薬品の杏雨書屋は、従来の約2倍となった展示スペースを生かして常設展を始めた。第1弾として、中国の医薬と農業の神・神農をテーマにした書画の掛け軸や像を14年3月まで展示。半年に1度のペースでテーマを変更する。さらに別棟に書籍15万冊を集めた自動書庫を設置。研究目的なら誰にでも貸し出す。

 長谷川閑史武田薬品社長は「道修町は武田薬品の創業の地だ。価値の高い資料を置くのに最もふさわしい場所だと思う」と、道修町に対する思い入れを語る。ビジネス拠点として東京を主力にする製薬会社が多いが、各社ともに道修町の重みを再確認しているようだ。


【2013年12月17日 日刊工業新聞社】