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北関東の三セク鉄道3社、鉄道ファン増へ取り組み活発化

 【宇都宮】真岡鉄道(栃木県真岡市)、わたらせ渓谷鉄道(群馬県みどり市)、野岩鉄道(栃木県日光市)の第三セクター鉄道3社が、鉄道ファンの増加に向けた取り組みを活発化している。各社、地域を巻き込んだり、鉄道の特性を打ち出したりしながら、生き残りへの知恵を絞っている。

 真岡鉄道は下館駅(茨城県筑西市)―茂木駅(栃木県茂木町)間を結ぶ。12日から真岡駅前のSL展示施設などをイルミネーションで彩る。照明器具は協賛金や家庭から寄付された電飾などを活用する。21―23日は電飾付きSLも走らせる。黒川一巳専務は「電飾は50程度集まった。協賛金の目標額100万円も達成できそうだ」と感謝する。

 「北海道や大阪からも応募があり、4回の開催予定を8回に増やした」。わたらせ渓谷鉄道の樺沢豊社長は、新企画に手応えを感じている。参加者が気動車を運転する企画で、14日に1回目を開く。

 2014年3月には保線体験を実施する。普段は乗客と接しない工務課を中心に運営するため、「社員のモチベーション向上にもつなげたい」と期待を寄せる。

 わたらせ渓谷鉄道は間藤駅(栃木県日光市)と桐生駅(群馬県桐生市)を結んでいる。観光客が集まりにくい冬季に「イタリア料理列車」「ワイン列車」といったイベントを計画。募集から1週間で締め切りになった企画もある。

 会津高原尾瀬口駅(福島県南会津町)―新藤原駅(栃木県日光市)間を運営している野岩鉄道は、14年1月からメールマガジンの配信を始める。約1880人が参加している「野岩鉄道ファンクラブ」会員の希望者が対象。「月1回の配信が目標で、話題があれば随時送る。配信開始に合わせてホームページ(HP)も整備したい」(野岩鉄道担当者)と意気込む。


【2013年12月11日 日刊工業新聞社】