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ヤマトミ、水産加工の第2工場を建設−石巻復活へまた一歩

 【仙台】ヤマトミ(宮城県石巻市、千葉雅俊社長、0225-94-7770)は約14億円を投じ、石巻市内に金華サバやサンマ、イワシ、アナゴなどの水産加工の第2工場を建設する。2014年1月に着工し、8月ごろの完成を計画している。高付加価値の製品を加工できる設備を新規導入し、開発から量産までの体制を整える。同社の工場は東日本大震災の津波で全半壊。12年4月に工場を復旧したものの、人員確保や新製品開発、販路開拓が課題だった。

 建設する第2工場は鉄筋3階建てで、延べ床面積は2475平方メートル。石巻魚市場の近くに敷地を確保した。水揚げされる魚介類を使って煮魚や焼き魚などの総菜を新たに開発し、量産。販路を開拓し、初年度に売上高3億―5億円を目指す。投資については水産庁が投資額の8分の7を補助する制度を利用する計画。

 1階で魚を三枚におろすといった前処理工程をする。2階に加熱水蒸気による調理設備やトンネルフリーザーなどで構成する加工ライン、3階に包装ラインを置く予定。高付加価値製品の開発を可能にする。電気料金をはじめとするランニングコストは本社工場比3割減になる見込み。新工場の稼働により、40―50人を新規採用する計画。

 第2工場の建設により、同社が主力とする業務用すしネタ以外のラインアップを拡充し、新規顧客の獲得につなげる。


【2013年12月6日 日刊工業新聞社】