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東洋ライス、「金芽米」に受託加工−コメ農業活性化へ提案

 東洋ライス(東京都中央区、雑賀慶二社長、03-3572-7550)は、カロリーが白米と比べ約10%低く、栄養価の高いオリジナル米「金芽(きんめ)米」によるコメ農業の活性化戦略を策定した。国内のコメ農業関係者向けに金芽米を受託加工するサービスを始めたほか、国内や海外への販路提供、学校給食向け受託加工の推進などが柱となる。現状で年間約1万トンを販売するが、2014年中に同7万―8万トン程度まで販売量を増やす。

 金芽米はコメの胚芽の基底部である金芽と全表層部のうまみ層である「亜糊粉層(あこふんそう)」を残して精米。これにより、おいしく栄養価が高いコメとなる。すでに精米技術の特許を取得した。

 農業関係者向け受託加工サービスは、生産者が作った玄米を金芽米に加工する。加工した金芽米は委託者の責任で販売、消費できる。生産者が付加価値の高い金芽米を国内外で販売することで、農家の所得が増し後継者問題の解決や耕作放棄地の減少などにつながるとみている。

 金芽米は10年に米国で販売を開始。特に宣伝していないが需要が根強いことから、ほかの国や地域でも積極的に販売していく。

 東洋ライスは持ち帰り弁当チェーン「ほっともっと」などを展開するプレナスに金芽米の精米技術を供与。弁当店で使用するご飯を「金芽ごはん」に切り替えた。この結果、年間4万3000トン程度の需要が生まれたという。


【2013年12月3日 日刊工業新聞社】