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農水省、“農業女子”を企業と育成−就業者増へ市場開拓

 農林水産省は女性の視点を生かして農業活性化を目指す「農業女子プロジェクト」を本格始動した。農業に従事する女性が日々の仕事や生活で培った経験や知恵を企業のシーズと結びつけ、新商品やサービスを創造。イベントなどで情報発信することによって女性の農業就業人口を増やしたい考えだ。

 第1弾として井関農機、エイチ・アイ・エス、コーセー、ダイハツ工業、東急ハンズ(東京都渋谷区)、日本サブウェイ(同港区)、リーガロイヤルホテル東京(同新宿区)、レンタルのニッケン(同千代田区)、モンベル(大阪市西区)の9社・施設が参加。今後1年間で女性好みの軽トラックや作業服といった商品開発のほか、農業体験ツアーなどを企画していく。このほど北海道や山形県、千葉県などで農業法人を営む経営者ら女性11人と企業9社・施設で推進会議・ワークショップを開催した。今後は参加企業や参加女性を増やしていきたい考えだ。

 また「田畑に置く仮設トイレは女性が使う気がしない」「女性向けの装備や仕様がほしい」「自然野菜のおいしいメニュー」といった女性ならではの視点を商品開発に生かす。開発のアイデアや情報はホームページで順次公開していくほか、イベント情報などを公開して新しい参加者を募る考えだ。

 国内の農業就業人口のうち女性が51%を占めている。一方、農業で使われる道具や機材は作業能力を重視するあまり、女性に配慮したものが数少ない。暗いイメージを持たれると将来、若手の農業従事者が減ることも懸念される。そこで農水省は農業のイメージアップに向けて女性の目線に沿った商品やサービスを開発できれば農業のイメージアップにつながり、企業も新市場が見込めると判断。農業を営む女性と企業を結ぶプロジェクトを企画した。


【2013年11月14日 日刊工業新聞社】