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植物工場・施設栽培ビジネスの市場規模、18年に3倍88億円−富士経済予測

 富士経済(東京都中央区、阿部界社長、03-3664-5811)は、植物工場と施設栽培ビジネス市場の調査をまとめた。発光ダイオード(LED)などを使った完全人工光型植物工場の市場規模は12年に29億円だったが13年に42億円、14年に53億円となり、18年に12年比3倍の88億円にそれぞれ拡大すると予測。養液栽培プラントやITなどのアグリ関連市場も12年の462億円から18年は同1.5倍の680億円になるとした。

 完全人工光型の植物工場が増える理由については、東日本大震災の復興事業による補助金活用と企業の農業参入の増加を挙げた。東北地方では1日数千株のレタスやハーブを出荷する大規模な植物工場が相次ぐ一方、飲食店やホテル用途、家庭向けに特化した小型植物工場も増加。参入メーカーは10年前に10社程度だったのが、現在はプラント型やユニット型も含め40社以上が参入しているとみている。

 また、栽培品種もリーフレタスなど露地栽培と競合する一般的な品種からカリウム含有量を少なくした機能性レタス、カンゾウなど薬用植物、夏にとれるイチゴなど植物工場のメリットを生かしたケースが増えていると指摘。植物工場などは中国や中東、ロシアなど厳しい気候により露地栽培に適さない海外の地域への輸出も増えると予測している。


【2013年11月7日 日刊工業新聞社】