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九州沖縄農業研究センター、農作物のブランド化推進−農商工で黒大豆拡販

 農作物のブランド化は農業の6次産業化と相まって関心が高い。ただ生産者や自治体のほか、加工業者、小売業など多くの関係者が絡み、実現が難しい面もある。そうした中、農業・食品産業技術総合研究機構九州沖縄農業研究センター(熊本県合志市)は開発した黒大豆「クロダマル」のプロモーション活動に力を入れている。

 大豆産地である福岡県筑前町でクロダマル生産を後押しするほか、熊本県内の企業と共同で豆菓子を商品化。飲食店の情報サイトを運営するぐるなびと組み、シェフを交えて新メニューを開発。服部栄養専門学校グループと連携しレシピ本も作成した。

 研究機関でありながら地域や都市で展開できたのは、クロダマル普及の推進役である後藤一寿主任研究員の役割が大きい。マーケティング手法を多用する農業経済学の専門家で、自治体から「農業改良普及員に力を付けさせたい」と、活動プロセスの伝授を求められるという。農学系コーディネーターが関与した農商工連携の成功例として注目されている。


【2013年10月31日 日刊工業新聞社】