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サッポロエンジ、アロマ蒸留装置を拡販−農林業の6次産業化追い風

 サッポロエンジニアリング(埼玉県戸田市、松本芳広社長、048−447−7221)は、果実や樹木などからアロマオイルを抽出するアロマ減圧水蒸気蒸留装置を拡販し、2014年度に10台以上の受注を目指す。農林業の6次産業化を目指す政府の後押しもあり、アロマオイルや香り付き商品の需要が高まると判断。展示会など積極的に出展し、年2、3台にとどまっている受注の拡大を図る。

 アロマ蒸留装置はレモン、ミカン、ユズ、カボス、ヒノキ、サンショウ、ラベンダー、ホップといった作物に幅広く対応でき、アロマオイルを抽出できる。標準品の価格は設置費込みで700万円程度。ステンレス製で、原料の投入から精油・芳香蒸留水の抽出、洗浄工程を1人で操作できる。密閉構造で臭気の拡散を抑えられ、減圧蒸留で低温抽出ができるため熱の影響も少ない。

 農林水産省は農業や林業生産者の所得を上げるための6次産業化を積極的に支援している。果実や樹木をただ売るだけでなく、アロマオイルや香りつきのハンカチなどに加工すれば、売り上げの拡大が期待できる。

 アロマオイルの抽出はミカンの皮などでもできるため、これまで捨てていた搾りかすなどの有効活用にもなる。これらのメリットを生かし、農業法人などに装置を売り込む。焼酎関係の醸造機器会などのイベントも活用する。


【2013年8月30日 日刊工業新聞社】