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Tech×Tech KAMO、デザイナーと連携しオリジナル製品開発

 【新潟】加茂商工会議所(新潟県加茂市)の工業部会の有志で組織する団体「Tech×Tech KAMO」は、デザイナーと連携した製品づくりに取り組む。切削加工やプレス加工を得意とする6社が自社技術を生かし、BツーC(対消費者)を対象としたオリジナル製品を開発する。2014年2月に横浜市で開かれる工業関連見本市出展に向けて完成を目指す。

 団体のメンバーは下請け型の中小企業が中心。図面通りにつくることは得意だが、企画力に乏しいのが現状。このため、デザイナーから図案化などの協力を受け、各企業ごとに製品を開発する。自社技術をアピールして受注増につなげるほか、販売も視野に入れる。

 ヤチダ(加茂市)は旋盤加工技術を生かした金属製ワイングラスの製作を検討。展示会での技術PR用に製作していたが、谷地田寛常務は「やぼったい外観だった。デザイン性を向上し、来場者の関心を集めて部品加工の受注増につなげたい」としている。

 建機部品などの切削加工が主力の熊倉製作所(田上町)の熊倉勝昌社長は「製造業として生き延びていくためには、日本でしかできない高度な加工をするとともに、自社製品を持つことが必要」と強調。現在、製品開発の候補を絞っている。

 川上製作所(加茂市)は線材を用いたキッチン用品などをOEM(相手先ブランド)生産している実績がある。だが、担当の川上和哉氏は「より格好いい、おしゃれなモノを作りたい。加茂は木工の町でもあるので、金属と木を組み合わせた製品を開発したい」と意気込む。これらの製品開発は新潟県の補助事業「地域産業需要緊急創出事業補助金」を活用する。


【2013年8月2日 日刊工業新聞社】