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栃木・益子町の浜田庄司記念益子参考館、寄付金で再建

 東日本大震災で損壊した栃木県益子町の浜田庄司記念益子参考館が再建され、全面オープンした。同館は人間国宝の陶芸家、故浜田庄司の自邸の一部を活用する形で1977年に開館。作品や収集品を展示しており、陶器産業が盛んな益子のシンボル的存在。再建にあたっては国内外から約7500万円の寄付が集まり、大正時代の工法を用いるとともに、鉄筋を使って耐震性を高めたり発光ダイオード(LED)を導入したりといった工夫をした。

 震災では浜田庄司が使っていた登り窯が半壊、塩窯は全壊。建物にも大きな亀裂が入り、収蔵品も数百点が破損した。被害総額は推定1億2000万円。「益子参考館再建基金」運営委員会委員長を務めた大塚朋之益子町長は「震災直後と比べると(復興した)今の風景は夢のようだ」と感激。浜田庄司の孫である浜田友緒館長も「再建に悩んだ時期もあったが、復興を通じて皆さんとのつながりを実感できた」と益子焼の伝統に思いをはせている。(宇都宮)


【2013年3月26日 日刊工業新聞社】