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サカグチ・コーポ、ジャムをフリーズドライ化−災害備蓄品や携行食に

 サカグチ・コーポレーション(大阪府富田林市、阪口敦彦社長、0721‐24‐6060)は、自社開発のもち米甘味料を使ってジャムのフリーズドライ化に成功、「フリーズドライミカンジャム」を発売した。少量の湯や水で溶かすとジャムに戻り、粉末のままでも食べられる。

 常温保存でき粉末状で軽く、ジャムの高カロリーな点から、災害備蓄品や登山家などの携行食で売り込む。10グラム入りで400円。

 砂糖を多く使うジャムはショ糖の性質上、凍らせて湯をかけても水あめのようにはじいて元に戻らず、フリーズドライ化が難しかった。

 そこでジャムの糖分の7割に、もち米を麹(こうじ)で発酵させて作ったもち米甘味料を使用。甘味料の甘さの分、砂糖を削減できフリーズドライ化に成功した。 約3年かけて開発し特許出願中。大阪産ミカンも使い、国から「地域産業資源活用事業計画」の認定を受けた。

 賞味期限は5年間。同社の洋菓子店「ア・キャトル」(大阪市西区)などで販売し、販路先も開拓中。今後は食品メーカーなどと協力して、高糖度フリーズドライ製法やもち米甘味料を用いた商品開発も目指す。

 ほかに、もち米甘味料と大阪産ミカンを使ったマーマレード(750円)と、マーマレードをのせたチーズタルト(840円)も発売。砂糖の使用量が少ないため、健康に気遣う人などをターゲットにする。3商品で2016年に年間3000万円の売り上げを目指す。


【2013年3月7日 日刊工業新聞社】