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紀州材で和空間を−丸紀、大阪にアンテナショップ

 丸紀(和歌山県美浜町、山田道夫社長、0738-22-2236)は大阪府豊中市に、紀州材を中心とした木のアンテナショップ「WOOD STUDIO MARUKI」を開設した。和風建築を得意とするワタナベ工務店(大阪府豊中市)ほか、和歌山県内で家具を手がける木材加工業者などと連携し、快適な“和の空間”や、無垢(むく)フローリングを提案。質感や香りといった木材の特性を実際に触れて確かめられる場として活用し、紀州材の訴求力向上を図る。

 アンテナショップは33平方メートルで「置き和室」や各種建材を展示した。また今後、和歌山県下の木材加工業者数社と連携して家具を調達し、トータルで和空間を提案。紀州材を扱う企業でスクラムを組み、共同で紀州材をアピールする。

 丸紀は敷居や鴨居(かもい)、障子枠などの和風造作材を主力とする木材加工会社。2004年に、フローリングの部屋に大がかりな工事なしに和の空間を作る「置き和室」を開発するなど、木材の需要開拓を進めている。

 新築マンションではフローリングだけの設計が増加しているものの「和室の需要は根強い」(伊藤政文専務)。さらに、布団での就寝や仏壇の設置、コタツでのくつろぎといった高齢化とともに芽生える和室へのリフォーム需要も多いという。

 ただ内装建材分野は和・洋室ともに、樹脂化粧シートやウレタンを使った新建材との競争は厳しい。このため、企業間連携による需要喚起を計画。豊中市の「中小企業チャレンジ事業補助金」を受け、アンテナショップを開設することにした。


【2013年2月1日 日刊工業新聞社】