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大川家具工業会と九州産業大、学生が家具デザイン−10社参加し製品開発

 【福岡】大川家具工業会(福岡県大川市、園田雄司理事長、0944−87−2090)は、九州産業大学と共同で大学生がデザインした家具を製作した。製品開発事業の一環で学生の感性を製品化に生かすのが目的。同会が産学連携で開発するのは初めて。今後、家具バイヤーや一般消費者の意見を取り入れて商品化を検討する。

 作品は九州産業大芸術学部デザイン学科でプロダクトデザインを学ぶ学生が3―6人で4チームを構成。「私の部屋づくり」をテーマに各チームが一部屋に置く棚やテーブルなどをデザインした。製作に参加した家具メーカーは10社。学生のプレゼンテーションを手始めにメーカーとの打ち合わせや試作を重ね、完成まで約1年をかけた。

 学生は直近の卒業生に実際に住んでいる部屋の間取りなどを聞き取り調査。社会人になって間もない一人暮らしのワンルームをイメージ。必ず使用する棚やテーブル、ベッドなどを想定売価も付けてデザインした。

 作品の中には靴を向かい合わせて互い違いに入れる靴棚や本が倒れないよう棚が斜めになっている本棚など特徴的なものもある。同工業会開発委員会委員長の石山隆通生松工芸社長は「我々にはなかった発想がある」と話している。

 作品は16、17日に大川市内で開いた家具バイヤー向け展示商談会に出品した。バイヤーからは面白いなどと好評で発注に向けた資料が欲しいという要望もあったという。今後は2、3月に福岡市内で一般向け展示会を開いて商品化に向けた課題を探る。


【2013年1月24日 日刊工業新聞社】