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個性発信・話題の商品/農研機構中農研センター−米菓向け水稲新品種「亀の蔵」

 農業・食品産業技術総合研究機構中央農業総合研究センターは亀田製菓と共同で、ソフトタイプ米菓向けの水稲新品種「亀の蔵」を開発した。今後、亀田製菓が新潟県内で米菓用に数十ヘクタールの作付けを予定、米菓の消費拡大とともに国産米需要を喚起していく。

 米菓はうるち米を原料とするせんべいと、もち米を原料とするかきもちやあられがある。米菓業界は新需要創出のためやわらかなせんべいの開発に取り組んでおり、これに対応できる水稲の開発が求められていた。

 うるち米だともち米の柔らかさを持つソフトタイプの米菓は不可能で、もち米でも形が崩れる。新品種は両者の中間にあたる低アミロース米の性質を活用。アミロース含有率が3%程度ともち米に近く、口に入れた時に溶けやすくコメの風味や甘味を生かしたソフトタイプの米菓がつくれるという。収量はあきたこまちより多く、粘りが非常に強い。

 低価格の米菓は外国米でつくられることが多いが、新品種が普及すればコメ自給率の向上にもつながりそうだ。


【2013年1月21日 日刊工業新聞社】