HOME > 事業を広げる > 地域資源活用チャンネル

地域資源活用チャンネル

ニュース

大川福祉家具研究開発協、福岡・大川市に常設ショールーム開設

 【福岡】大川福祉家具研究開発協議会(福岡県大川市、貞苅幸広会長=貞苅産業社長、0944-85-5582)は、常設ショールームを福岡県大川市内に開設した。会員が開発した福祉家具のPRを充実させるのが狙い。在宅介護者や福祉施設関係者のニーズを収集して開発に生かす拠点にもする。家具産地・大川の福祉家具のイメージを強めたい考えだ。

 ショールームは家具の展示販売場「大川デザインミュージアム」の一角。車いすでの来場に配慮して出入り口に段差がなく、駐車場のそばにあり、広さは約60平方メートル。現在、いすとテーブルのセットや棚、ベッドなどを展示している。施設関係者向けに事務所用の家具を近くに配した。協議会は施設の設計段階から専用に家具を開発、提供することも行っている。

 同協議会は2009年発足。メーカーほか大川市、福岡工業技術センターイテリア研究所、国際医療福祉大学福岡リハビリテーション学部、大川家具工業会など産地の産学官約40者がメンバー。これまで研究開発を中心に活動している。

 製品PRは従来、展示会出展やパンフレット、ホームページのみで実物を見るには各メーカーを訪ねる必要があった。そのため複数メーカーによるセット商品などを1カ所で見られる場所の確保が課題だった。

 メンバーで福祉家具を製品に持つのは約10社。自立支援をテーマに高齢者が室内を移動する際に手すり替わりになるなどして寝たきりになるのを防ぐのを目的とするものが多い。

 貞苅会長は「木の良さを生かした大川ならではの製品を知ってもらいたい」と話している。


【2013年12月28日 日刊工業新聞社】