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魚沼市ものづくり振興協、小水力発電装置開発−板金・機械14社が協力

 【新潟】魚沼市ものづくり振興協議会(新潟県魚沼市)は、小水力発電装置を開発する。板金や機械加工などの14社が協力し、スクリュータイプと水車タイプの2種類を製作。製作を通じて、会員企業の技術力向上を狙うとともに、つくった装置を学校の教材として利用することで子供たちの環境教育に役立てる。

 魚沼市からの委託事業として取り組む。魚沼市では、市内に豊富にある水資源の有効活用を目的に、地域特性に合った小水力発電装置の開発、実証をする事業者を募集し、魚沼市ものづくり振興協議会を選定した。

 スクリュータイプは、屋根から落ちる水を利用して発電する珍しいタイプ。豪雪地帯の魚沼市では、屋根に積もった雪を溶かすため、屋根の上まで地下水をくみ上げて流し融雪する方式を採用する建物がある。地下水と溶けた雪水は雨どいを通じて地表に落ちる。

 今回は、雨どいのパイプの一部に発電ユニットを取り付け、パイプ内を落ちる水でスクリューを回転させ発電する。水車タイプは、主に子供たちの環境教育用としての活用を想定。径600ミリ×幅250ミリメートルの水車を沢水で回転させる。

 事業期間は2013年2月末まで。発電試験を重ね、試作装置の完成を目指す。事業終了後、スクリュータイプに関しては、ビジネスへの発展も期待する。

 水車タイプは、より小型化するなどし、地域の学校で理科教材として活用されることを期待する。魚沼市ものづくり振興協議会は市内の機械、電機などのモノづくり関連52社が加盟する。魚沼市役所に事務局を置く。


【2013年12月27日 日刊工業新聞社】