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工場遊休地に「復興パーク」

 東日本大震災で被災した地元企業がソニーの仙台テクノロジーセンター(宮城県多賀城市)内で事業再建に取り組んでいる。復興に一役買おうと、ソニーが空きスペースを提供した。新技術の研究開発も始まり、復興のシンボルとして関係者が期待を寄せている。

 ソニーは事業再編に伴い製造ラインを停止するなどした建屋7棟(床面積約4万平方メートル)を「みやぎ復興パーク」と命名し、10年間、県内に事業所を置く企業に無償貸与した。工場を流された印刷会社や部品メーカー、水耕栽培の装置開発業者などが入居している。パークでは、東北大学とトヨタ自動車東日本(宮城県大衡村)が中心となり、災害時に無人で走る電気自動車や渋滞を避けるドライブシミュレーションなど新技術の研究もスタート。東北大の長谷川史彦教授は「被災地の経験を新たな街づくりに応用し、別の地域にも発信できる」と意義を強調した。

 仙台テクノロジーセンターは宮城県出身の中鉢良治ソニー副会長が10年以上を過ごした場所。中鉢副会長は「技術革新を伴う復旧復興のプラットフォームとなってほしい」と思いを語る。


【2013年12月25日 日刊工業新聞社】