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農研機構作物研、国産ゴマ新品種を拡販−セサミン、多く含有

 農業・食品産業技術総合研究機構作物研究所は新品種のゴマを拡販する。同ゴマを原料とする商品は、金峰金ごまハラゾノ(鹿児島県南さつま市)などがごま油などとして商品化済み。今後も商品展開を促すとともに、栽培地を現在の茨城県や鹿児島県以外にも広げていく方針だ。

 農研機構作物研が作り出した新ゴマは、黒色の「まるえもん」と白色の「まるひめ」、茶色の「ごまぞう」の3品種。まるえもんは抗老化作用などがあるとされるセサミンの含有量が多く、一グラムあたり約11ミリグラムと市販ゴマの同3ミリグラムに比べ3―4倍あるのが特徴。草丈が一般のゴマより低く栽培がしやすく、病気にかかりにくいという。

 ゴマはかつて国内の畑で1万ヘクタール強も栽培されていたが、栽培に手間がかかるため敬遠されてきた。現在150ヘクタールまで激減、中南米やナイジェリア、ブルキナファソなど外国産がほぼ100%になっている。新品種はセサミンやリグナンなど機能性成分を強化。ゴマペーストやサプリメント、郷土みやげなど高付加価値の加工商品としての利用を提案していく。


【2012年12月12日 日刊工業新聞社】