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エム・イー・ティー、床下用竹の活性炭−吸湿量、竹炭の14倍

 【名古屋】エム・イー・ティー(愛知県蒲郡市、外山富孝社長、0533−67−1638)は、12月に調湿性に優れた竹の活性炭を発売する。主に住宅の床下調湿剤向け。一般的な気候条件下での吸湿量は竹炭の約14倍でシリカゲルの約2倍。6キログラムで床下1坪の調湿が可能。燃料効率の高い自社装置で製造し、価格を1キログラム当たり735円に抑えた。2014年6月期に同事業で売上高1億円を目指す。

 国内では荒廃竹林が増え、社会問題化している。未利用の竹を資源として活用できるため、製造装置の販売も建設関連企業などに提案する。

 活性炭は炭を原料とし、表面に無数の微細な穴を持つ機能性炭素。今回、細孔を形成する賦活処理時の水蒸気量や温度、反応時間を調整し、水蒸気の調湿に適した孔径を見いだした。

 同じ温度で湿度を変え、吸湿量変化を見る実験で竹の活性炭は湿度が50%から80%に上昇する際に1キログラム当たり約420グラムの水分を吸湿。シリカゲルは同約210グラム、竹炭は同約30グラムだった。

 一般的な活性炭製造装置は原料炭化装置と賦活装置に分かれるが、同社のものは両装置を一体化した構造。炭化時に発生するガスを賦活処理時の燃料として再利用するため、燃料費を低減できる。バッチ式の賦活炉で水蒸気量や温度を厳密に管理し、活性炭の孔径を0.1ナノメートル(ナノは10億分の1)間隔で調整する。


【2012年11月21日 日刊工業新聞社】