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新潟・阿賀町、温泉排湯で植物工場−農作物・花など栽培

 【新潟】新潟県阿賀町は捨てられた温泉水の熱を利用し、農作物や花などを栽培する植物工場の実証試験を11月中にも始める。町内の温泉施設から出る温泉排水の熱を回収して温風をつくり、ハウス内栽培用の暖房として利用する。地域で未利用のエネルギーを有効活用し、豪雪や獣害などに負けない農業のモデルとして実証試験に取り組む。 新潟県東部に位置する阿賀町は、周囲を山に囲まれた自然豊かな場所にある。豪雪地帯で冬季には1メートル以上の雪が積もる。また、温泉地としても知られ、町内には麒麟山(きりんざん)温泉など八つの温泉があり、町全体で毎分約1400リットルの温泉のくみ上げがある。

 【新潟】新潟県阿賀町は捨てられた温泉水の熱を利用し、農作物や花などを栽培する植物工場の実証試験を11月中にも始める。町内の温泉施設から出る温泉排水の熱を回収して温風をつくり、ハウス内栽培用の暖房として利用する。地域で未利用のエネルギーを有効活用し、豪雪や獣害などに負けない農業のモデルとして実証試験に取り組む。 新潟県東部に位置する阿賀町は、周囲を山に囲まれた自然豊かな場所にある。豪雪地帯で冬季には1メートル以上の雪が積もる。また、温泉地としても知られ、町内には麒麟山(きりんざん)温泉など八つの温泉があり、町全体で毎分約1400リットルの温泉のくみ上げがある。

 現状では、温泉水は入浴用として使った後は捨てられているが、阿賀町ではこの豊富な未利用資源を有効活用できないかと考え、今回の植物工場の試験を始めることにした。 町内の日帰り温泉施設脇にある建物内に、広さ約25平方メートルのビニールハウスを設置。温泉施設からあふれ出た湯をタンクにため、ヒートポンプ方式により熱を回収し、ハウス内に温風を送る。

 ハウス内には水耕栽培装置と土壌栽培槽を置き、イチゴや山菜、花などを栽培する。光源には発光ダイオード(LED)を用いる。 2013年3月まで実証試験を行い、栽培状況やコストなどを調査する。将来は町内の他の温泉にも展開していきたい考え。

 総務省の12年度「過疎地域等自立活性化推進交付金事業」に採択されている。今回の取り組みでは、温泉熱利用の植物工場のほかに、雪室による作物の冷温貯蔵など、雪の有効利用についても検討を進めている。


【2012年11月13日 日刊工業新聞社】