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東京・豊島区、来年2月に「アニメフェスタ」−漫画で「町おこし」なのだ〜

 東京都豊島区は漫画とアニメを活用した町おこしに乗り出す。2013年2月1―2日に漫画やアニメを活用した地域活性化イベント「東京マンガ・アニメフェスタ in としま(仮称)」を初開催。13年度中には漫画に関する資料館を区内に開設する。区内にかつてあった手塚治虫氏や赤塚不二夫氏ら著名漫画家が暮らしていたアパート「トキワ荘」や池袋に集積するアニメグッズ販売店を観光資源と位置付ける。

 「東京マンガ・アニメフェスタ in としま」では、神戸市や鳥取県境港市、宮城県石巻市などアニメを活用した地域活性化に取り組んでいる自治体関係者や、豊島区の文化関連の委員を務める学識経験者によるシンポジウムを開く。

 また、漫画やアニメを活用した街づくりを進めている全国の自治体がブース出展するほか、トキワ荘や、区内の漫画家志望者らによる作品展示などを行う。

 さらに、アニメグッズ販売で業界最大手のアニメイトと共同で、声優らが参加するイベントを区立施設で行う予定だ。

 資料館はトキワ荘があった西武池袋線椎名町駅近くに、資料館を併設した施設として整備する。施設の1階に休憩所、2階に資料館を設ける。トキワ荘のジオラマや、そこに住んでいた漫画家の原稿やペンなどの資料を展示する。

 既存の建物を間借りするか、新築するかは検討中だが、2000万円程度を豊島区の13年度予算案に計上する見込みだ。

 今後、関連資料の収集を増やし、将来は単独のマンガ資料館を開設することも視野に入れている。こうした費用を確保するため、豊島区では12年中にアニメ関連施策にも使える「ふるさと納税制度」を創設する意向だ。

 トキワ荘は取り壊されて現在はないが、休日には跡地や周辺飲食店を一日平均30―40人が観光に訪れるという。現在でも同荘跡の周辺には漫画家志望の若者が住むアパートがあり、区も家賃補助などを通じて支援している。


【2012年10月26日 日刊工業新聞社】