HOME > 事業を広げる > 地域資源活用チャンネル

地域資源活用チャンネル

ニュース

ヤンマー、コメ・野菜のオーナー制度を創設−遊休農地活用

 ヤンマーは2013年度に遊休農地を活用したコメと野菜のオーナー制度を創設する。大阪府豊能町の直営農園「ヤンマー遊悠ファームとよの」で、約100組のオーナーを集めてスタートする。水田と畑それぞれで貸農園の運営ノウハウを蓄積し、全国の遊休農地に応用できる事業モデルの確立を狙う。早ければ14年度にも全国の農村や自治体と協力してフランチャイズ(FC)展開に乗り出す方針だ。

 創設する制度はオーナーに田畑の利用料を負担してもらい、日々の世話や管理はヤンマーが請け負う仕組み。オーナーは田植えや稲刈り、野菜の栽培・収穫などを体験できるほか、自分で育てた新鮮な農作物を持ち帰れる。まずヤンマー直営農園で取り組んで運営ノウハウを蓄積。全国の農村に展開できるパッケージを開発し、FC展開する計画。全国の遊休農地を貸農園の形で活用することで田畑として再生するとともに、過疎化が進む農村への集客も図る。

 ヤンマー遊悠ファームとよのでは、コメと野菜それぞれで13年度のオーナーを募集。コメは約2000平方メートルの水田を100組のオーナーで共有し、ヤンマーの資源循環型農法で育てたコメを山分けする仕組み。オーナーには田植えと稲刈りを体験してもらい、1組当たり10キログラム以上は収穫できるという。参加費は年間1万5000円。

一方、野菜は世話や管理に手間がかかるため、種や苗、肥料、農機具を含めて月額5250円に設定した。1区画50平方メートルで、10区画程度を貸し出す予定。年間20種類以上の野菜を栽培する。また月1回程度、栽培方法などが学べる野菜教室の開催も計画している。


【2012年10月25日 日刊工業新聞社】