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農研機構、サツマイモと裸麦で新品種

 食品への高品質要求が強まる中、農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)がサツマイモと裸麦の新品種を開発した。サツマイモ新品種「あいこまち」はサツマイモケーキなどの菓子向けで、加熱しても鮮やかな色を保てるため見栄えが良く、糖度も高い。裸麦新品種「ハルヒメボシ」は麦みそや麦ごはん用で、白度が高く硝子率が低いのが特徴だ。

 あいこまちは、農研機構作物研究所が開発。青果用のサツマイモは、関東ではベニアズマという品種が大半を占める。年により糖度が低くなるなど品質が安定しないこと、ふかした時に黒く変色するため見栄えが悪くなることなどが課題となっていた。

 あいこまちはこれらの課題を解決したため、ケーキやいもようかん、大学いもなどの菓子に向くという。女性を対象とした食味調査でも「ベニアズマより甘い」評価されているという。ハルヒメボシは、農研機構近畿中国四国農業研究センターの開発。精麦したときに白度が高く、胚乳(はいにゅう)がガラス状になりにくいため高い値段で売れる。倒伏に強く折れにくいため、安定生産が可能だ。


【2012年10月8日 日刊工業新聞社】