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ガイア・エヌピー、化粧品で新ブランド−長野・駒ケ根市に新工場

 ガイア・エヌピー(東京都渋谷区、武井三郎社長、03-5784-6658)は、長野県駒ケ根市や同市内の農家と連携し、高機能スキンケア製品などの新ブランドを立ち上げる。約1億6000万円を投じ駒ケ根市中沢地区に新工場も建設する。2013年3月の完成予定で、延べ床面積は約1000平方メートル。新ブランド製品や既存製品を開発・生産する。今年から来年にかけて商品化を目指し、4年後に6000万円の売り上げを目標とする。

 ガイア・エヌピーはハーブを使ったアロマオイルやシャンプーなどを製造する。高機能スキンケア製品などの新ブランドを独自に全国展開するほか、駒ケ根市の農業者ブランドとしても地域的に展開する予定で、一連の連携で中小企業庁から今年、農商工等連携事業計画の認定を受けた。

 新ブランドは農薬を使わず野生に近い状態で育てた市内産の植物を使い、防腐剤なども含め全面的に自然由来の材料から生産しているのが特徴。提携農家で育てたドクダミやユキノシタなどから有効成分を自社で抽出し、製造する。これにより同社は、原料の生産から成分抽出、開発、製造までほぼ社内で行えることになり、提携農家は中山間地の休耕地などを活用できる。ドクダミやユキノシタには肌の炎症を鎮める効果があり、国内では古くから民間療法に用いられてきた。湿地や日陰を好むため、従来農地に不向きとされてきた土地を有効利用できるという。農業者ブランドは製造からブランド戦略までを同社が手がける。

 新工場は既存の横浜市港北区の工場に次いで2カ所目。港北工場が手狭だったことなどからも新設する。提携農家に近く「摘みたての新鮮な植物を扱えるため、乾燥させたものよりも効果的な有効成分の抽出が期待できる」(武井社長)という。

 駒ケ根市では「地産地消の製品を展開することで農業者の所得増加につながり、新工場による雇用の創出も見込める。大事に育てたい」(商工観光課)と期待している。


【2012年9月7日 日刊工業新聞社】