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リクルート、自治体向けに観光資源調査−リピーター獲得を支援

 リクルートは観光地を再び訪れる人(リピーター)を増やしたい地方自治体向けに、有効な観光資源やPR方法を調査、提案するサービスを事業化する検討に入った。2012年度中をめどに始める考え。旅行市場の調査・研究を手がけるじゃらんリサーチセンターが再訪率の高い観光地を調べる「リピーター追跡調査」を実施。観光客に再来訪をさせる要因を探り当てた。このデータをもとに観光客の再来訪を促す観光資源を探る調査事業を商品化し、地方自治体の観光活性化につなげる。

 約3万7000人の全国の旅行者について、リピーターの状況について一次調査を実施。そこから再来訪率の高い地域と低い地域を割り出し、旅行者の居住地と再来訪する場所までの距離との関係や再来訪までの間隔年数などを調べた。初回訪問が18―24歳と若いうちに一人旅で来る旅行者が、将来同行者を連れてくる率が高いことなどが分かった。

 二次調査では一次調査の対象者の中から約8000人を抽出し、リピーターと非リピーターの観光態度を詳しく比較検証。そこからリピーターの意欲を高める要素として、(1)旅行中にやってみて良かったことを再度しようとする「追体験欲」(2)来訪地をもっと深く知りたいと思う「成長意欲」(3)旅行先で知ったが体験できなかった「着地入手情報」(4)旅行の前後に知ったが体験できなかった「発地入手情報」―の四つの要素があると分析。「この四つによって人のリピート意欲を動かせる」(横山幸代研究員)という。

 新商品はこれらのデータをもとに、依頼者の観光資源について追加調査をし、リピーターになりやすい若者向けのコンテンツのほか追体験欲や成長意欲をかきたてる情報発信のあり方などの提案を想定している。


【2012年9月4日 日刊工業新聞社】