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政府、「富岡製糸場と絹産業遺産群」を世界文化遺産に推薦

 政府は23日、外務省で関係省庁連絡会議を開き、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産に、「富岡製糸場と絹産業遺産群」(群馬県富岡、伊勢崎、藤岡各市、下仁田町)を推薦することを正式に決めた。9月中にユネスコに暫定版推薦書を、来年2月までに正式版を提出。順調に行けば、2014年に登録可否が審議される見通し。

 富岡製糸場は1872年、近代西洋技術を導入し、創設された日本初の官営製糸工場。同工場で大量生産された高品質の生糸や養蚕技術が海外に広まり、世界の絹産業発展や絹の大衆化に貢献した点などを、推薦書で強調する。

 遺産は養蚕、製糸に関連する4資産で構成する。中心となる同製糸場は保存状態が良く、明治初期とほぼ同じ状態で残る。

 他に、屋根の上に換気のための「越し屋根」を備え、近代養蚕農家の原形となった「田島弥平旧宅」などがある。

 また、昨年世界遺産に登録された「平泉の文化遺産」で、推薦したが構成資産から外された「柳之御所遺跡」など5史跡の追加登録を目指し、暫定リストに記載することも決めた。


【2012年8月24日 日刊工業新聞社】