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イオン、福島産の農産物販売を再開−安全担保し復興支援

 イオンは東日本大震災や福島第一原子力発電所事故に伴い停止していた福島県産の農産物販売を7月内にも再開する。風評被害にあっている農・水産物の品質検査を徹底し、安全を担保して販売することで、被災地の復興を側面支援する。イオンはすでに、水産物では岩手県や宮城県産の鮮魚を買い付けており、今後は福島県産のモモやコメ、トマトといった農産物も積極的に扱う。

 イオンは店頭で「フロム東北」という共通テーマで、岩手県久慈市の漁港で水揚げされたサンマを鮮魚や加工品にして販売したほか、宮城県の「養殖銀鮭」も東北エリアのグループ店舗から発売し順次店舗を拡大している。さらに、福島県小名浜漁港に水揚げされた生カツオの販売も開始した。

 今後はこうした水産物に加え福島県産のモモ、コメ、トマトなどの販売も手がける。イオンでは品質管理部門を一段と拡充、一週間単位で放射性物質を検査し、放射性物質が検出されなかった農家の作物をギフト用や店頭販売で取り扱う。イオンがこうした農産物を加工して商品化することも視野に入れる。

 また、イオンリテールの東北カンパニーでは、被災地の三陸沿岸の漁港を中心に回り、水産物を買い付ける市場バイヤーと呼ぶ担当者を配置した。少量でも水揚げされた水産物を買い付け店頭で販売する。全国に店舗ネットワークを持つ強みを生かし、被災地の1次産業と連携して6次産業化することで、復興を側面支援していく。


【2012年7月4日 日刊工業新聞社】