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栃木県同友会、「日光まいたけ」の販路開拓支援

 栃木県経済同友会経営問題委員会(石川英一委員長)は会員である日光総業(栃木県日光市)の日光まいたけの販路開拓支援を始めた。このほど開かれた意見交換会にはメーカー、金融機関、ホテルなどの経営者ら26人が参加。農商工連携や地域資源の有効活用について、ヒントを探った。

 「使い終わった菌床の再利用は」「別のきのこ類の栽培は考えなかったのか」。沼尾金一主任技術師に参加者からの質問が飛ぶ。栃木県庁職員だった沼尾氏は80年、日本で初めてまいたけの太陽光栽培、空調栽培に成功。肉厚や風味に特徴がある「日光まいたけ」を宿泊施設や飲食店に納めていた。しかし足利銀行破綻で売り上げは激減。一度は廃業したものの、栽培技術や品質を評価した日光総業が事業を引き継いで再稼働した。

 次のテーマは販路開拓だ。日光まいたけは一株1260円と高価。ただ日持ちしないため、加工品を開発することで廃棄量の減少や生産量の安定を図る考えだ。「本気になってまいたけを売ろうとしている」(宇井肇日光総業社長)、「加工品なら市場に左右されず自分で値段を決められる」(沼尾主任技術師)。今後会員はまいたけの乾燥技術や料理方法、販路拡大などについて提案していく。(宇都宮)


【2012年6月15日 日刊工業新聞社】