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田向商店など、サメの油から化粧品−農商工が連携

 【さいたま】化粧品でサメ産業復活へ―。田向商店(青森市、田向健二社長、017-741-0936)は、化粧品OEM(相手先ブランド)メーカーのサティス製薬(埼玉県吉川市)と連携し、青森県産アブラツノザメの肝油を使った液体せっけんの開発に着手した。サメ肝油は紫外線による肌の老化を防止する効果がある。付加価値のある商品開発で新規需要を掘り起こし、停滞する地元のサメ産業の活性化につなげる。9月の完成、発売を目指す。 三厩村漁業協同組合(青森県外ケ浜町)の組合員がとったアブラツノザメを田向商店が加工し、サティス製薬に提供。サティス製薬がサメ肝油の成分分析や原料開発を行い、液体せっけんを商品化する。

 田向商店は水産加工業が主力で、化粧品を手がけるのは初めて。田向商店は今後、化粧品ブランドを立ち上げ販売を進める。液体せっけん以外の化粧品の開発も目指していく。

 青森県はサメ産業が盛んだったが、近年消費量が減少しており、サメの特徴を生かした付加価値の高い商品開発を模索していた。田向常城専務は「価値を再発見してもらうきっかけをつくり、サメ産業を盛り上げたい」としている。同事業は経済産業省の農商工連携事業に認定されている。


【2012年5月30日 日刊工業新聞社】