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スカイツリー、きょう開業

 高さ世界一の電波塔、東京スカイツリーと周辺の商業施設、水族館、プラネタリウム、オフィスなどを含めた「東京スカイツリータウン」(東京都墨田区)が22日、開業する。1年目に約3200万人の訪問が予想される新名所の誕生だ。都心に比べて開発が遅れていた東部地域に大規模複合施設がオープンすることで、都内の人の流れも変わりそうだ。初日の来場者は約20万人と見込まれる。

 展望台の入場は7月10日まで完全予約制で、同11日から当日券の販売を開始。「天望回廊」への入場券は「天望デッキ」でのみ販売される。展望台には、1年目で約540万人が来場するとみられている。

 スカイツリーの足元には、世界自然遺産に認定された東京・小笠原諸島の海を再現した「すみだ水族館」や約36万個の星を映し出すプラネタリウム「天空」があり、タワー以外の見どころも多い。子供から大人まで幅広い客層をターゲットとしている。さらに、飲食、物販など312店舗からなる商業施設「東京ソラマチ」のオープン準備も進んでいる。

 地元墨田区は、「スカイツリー効果」として開業1年で約880億円の経済効果を期待する。商業施設に物販、観光案内を行う店舗を開設し、地域活性化につなげる考えだ。

 【栃木県は370億円】
足利銀行グループのシンクタンク、あしぎん総合研究所(宇都宮市)は東京スカイツリータウン開業による栃木県への経済波及効果を370億円、誘客できる観光客数を年間250万人と見込む。

 東武線で東京・浅草や「とうきょうスカイツリー駅」とつながる栃木県は22日、東京スカイツリー内にアンテナショップ「とちまるショップ」をオープンする。東日本大震災や福島第一原子力発電所事故などの影響で栃木県の観光客数は伸び悩んでいる。観光客誘致や県産品の認知度向上に向け、同県初の都内アンテナショップ開業にかける期待は大きい。「県の魅力をアピールする最大のチャンス」―。福田富一知事は熱い口調でとちまるショップへの期待を口にする。

 スカイツリー内にアンテナショップを置く自治体は栃木県だけ。福田知事は「立地条件は素晴らしい。後は魅力ある商品を並べ、足を運んでもらうことが必要」と意気込んでいる。(宇都宮)


【2012年5月22日 日刊工業新聞社】