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千葉ブランド農水産物・食品輸出協議会、食品の海外販売強化

 【千葉】千葉ブランド農水産物・食品輸出協議会(千葉市美浜区、内匠正雄会長、043‐271‐4100)は、千葉県産食品の海外販路開拓を強化する。8月に香港で開かれるアジア最大級の食品見本市「フードエキスポ2012」に前年の2倍以上となる県内9社を出展させる。また海外バイヤー向け商談会に積極参加するなど、海外事業費を前年比2倍の1000万円に増やす。県産食品の輸出は原発事故の風評被害や円高で冷え込むが、積極的な販路拡大策を続け将来の成長につなげる。

 千葉ブランド農水産物・食品輸出協議会は千葉県の42の食品関連企業・団体で組織する。11年の輸出額は前年比36・1%減の24億3878万円。原発事故に伴う諸外国の食品輸入規制が影響して、水産物や農産物などの1次産品(未加工品)で大きく減少した。一方、加工品は堅調に推移した。

 12年も輸入規制や円高が続き、輸出額は24億8000万円と微増にとどまる見込み。ただ、将来の布石を打つために販路拡大を加速する。最大輸出地域の香港のほか、11月にはシンガポールの日本食見本市にも出展。現地スーパーでの実演販売も行う。このほか、県産食品の安全性をアピールするための海外政府へのロビー活動にも取り組む。

 また、最終加工地が原産地として表示される加工食品は輸入規制が緩く、風評被害の影響が少ない。この点を生かすために、加工品を手がける企業が1次産品中心の企業にノウハウを提供するなど、会員企業同士の協力体制を深めていく。


【2012年5月15日 日刊工業新聞社】