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農水省、会員制フォーラム新設−6次産業化後押し

 農林水産省は農業の6次産業化に向けた農業者と製造業、小売業、金融、大学などの共同研究を後押しするため、産業連携ネットワーク内に「産業連携フォーラム」を新設した。産業連携ネットワーク内の情報は非会員もある程度は閲覧できる。これに対し、フォーラム情報は登録会員のみの閲覧のため、ライバルに知られたくない共同研究や新商品の開発を充実できる。交流会や商談会などを通じて活動を活発化し、金融機関のファンド融資などにもつなげる。

 産業連携ネットワークは2011年12月に設立した。会員数は現在、783団体。1団体や企業につき3人まで登録を認めているため、1200人前後の会員がいる。ネットワークでは会員が事業の内容などに応じてネット上で情報を発信。金融機関が農業・食品関係のセミナーや交流イベントを告知したり、メーカーが農業に使える新商品やIT技術を紹介したりできる。ただ非会員も情報を閲覧できるため、共同研究や商品開発が難しいのが実情だった。

 一方、フォーラムは登録者にIDとパスワードを渡し、会員のみが情報交換できるようにする。例えば「バイオマス発電関連でこんな情報がほしい」といった声に対し、「A大のB教授が詳しい」「発酵促進技術で知り合いがいる」といった情報提供を期待。具体的な商談につなげられるようにする。食料産業局産業連携課は「情報を待つだけの受け身のスタイルから、進んで情報発信し活用するスタイルに農業者がなってほしい」としている。

 フォーラム登録メンバーの数は現在、約300人。技術やノウハウの紹介、ネット上で勉強会の案内や意見交換などを促す。


【2012年5月14日 日刊工業新聞社】