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林野庁、シイタケなどの放射能汚染低減へ栽培技術を研究

 林野庁はシイタケなどのキノコ原木に付着した、放射性物質(セシウムなど)汚染を低減する栽培技術を研究する。関連団体の日本特用林産振興会に、4月末にも学識者や専門家らで検討委員会を設置。簡易洗浄機やカリウム溶液噴霧など、農家が安価かつ容易に導入できる栽培技術の研究を行う。

 4月1日に食品中の放射性セシウムの基準値が1キログラム当たり500ベクレルから100ベクレルに強化されて以来、シイタケの出荷制限を受けた県は岩手、宮城、福島、茨城、栃木、千葉、群馬、神奈川、静岡の幅広い地域に及んでいる。林野庁はキノコ原木洗浄機械導入費用の2分の1を援助する支援制度を2012年度から始めたが、洗浄機械は原木をタンクに丸ごと入れて洗う大型機械が中心であるため、一般農家は手を出しにくい。大型の洗浄機械を小型化し、シイタケ栽培農家が山中に肩に担いで持って行けるようにしたりセシウムと親和性の高いカリウム溶液に原木を漬ける方法などを研究する。


【2012年4月19日 日刊工業新聞社】